C/2007N3 Lulin
2009.2.21-22
撮影地・長野県原村、八ヶ岳自然文化園駐車場

148-156 161-165 178-181
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C/2007N3 Lulin彗星の2回目の撮影です。
前回は満月直後というよろしくない条件でしたが、今回は現地入りしてみるとなんと空が黒い(笑)
観測地入りしてすぐに機材のセットアップ、極軸やピント合わせなどの調整が終わってから彗星が上り、月の影響も全く無いという好条件での撮影となりました。

上段の3枚はカメラの感度設定、露出時間などの条件を変えて撮影したものをコンポジットしたもの、下段中央のものはその3枚を更にコンポジットしてトリミングしたもので、これで見ると彗星のコマの明るい部分の視直径の2倍くらいの領域までイオンのガスが広がり、右側にはダストテール、左側にはイオンのアンチテールが伸びているのが確認出来ます。
下段右はこれをグレースケール化して階調を反転させたもので、コマ周辺のイオンの広がりとアンチテールを見易くしたものです。

下段左は上って来て木立の上に見えた直後のもの、試しに撮ったら写っていた、といった程度のもの。

撮影中に何度か双眼鏡で見てみましたが、やはりハーバードの予報通りの6等級弱くらいの印象でした。
(ほら〜、マスコミが余計な事を報道するからあのジンクスが発動・・・)
更に楕円形に見えるコマの両側にイオンテールとダストテールが伸びていたため、ぱっと見た印象は中途半端な暗いアンドロメダ星雲みたいでした(by 某氏)