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デジタルカメラ・ルーム
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2021年12月14日・ふたご座流星群
予測されたピークは14日の16時、ならやはり勝負は13日の夜から14日の薄明までだな?と予測していつもの観測場所に。
けっこう飛びました、これでもう今年は思い残すことはありません、火球クラスも撮れたり静止流星も撮れたし。
ただなんかレンズのピントが甘いと言うかなんと言うか…中華レンズの限界?よくわかりません。

ふたご座群の結果はこちら(アルバム形式)

流石にもう冬ですね、最低気温は氷点下10℃をマークしました、機材も車もガッチガチでした。

2021年12月3日・A1レナード彗星とか
天気もよかったし明るい彗星も居る、と言うことで思いつきで遠征してきました。
夜半過ぎになってレナード彗星が登ってくるまでの間に10月2日に撮った時より随分と明るく大きくなった67Pチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を撮ったり冬の定番を撮ったりして暇つぶし。
が、その過程の中、視野の回転装置を使うとピントが外れるという原因不明の状態に陥りわけわからないことに…。
ピント合わせはパーティノフマスクでガッチリと合っているのに…

67P チュリュモフ・ゲラシメンコ
C/2021A1Lesonard
C/2021A1Leonard 反転像
M45
バラ星雲
銀河団
当日の最低気温
撤収後に登ってきた月
地球照

バラ星雲を撮った時にフレームの4隅で収差の出方が違う?と思ったのですが、どうも鏡筒の光軸がずれている?と怪しんだのですが、いまだに結論は出ていません。
関係各方面に相談&問い合わせたところ、どこかが緩んでいるかもしれない可能性が高い、とのことでしたが、レーザーコリメーターも無しにR200SSの主鏡セルのネジをいじるなんて恐ろしいことはできません。
で、あれこれ検討した結果、オーバーホールに出すことにしました。
ヘールボップ彗星の頃に買ってまだ一度もオーバーホールしてませんし…

それでなくても仮にレーザーコリメーターが有ったとしてもR200SSとかVC200Lとかなんていろいろなところが微妙すぎてメーカーに任す方が確実でしょう。
なお、光軸とかの問題が気になってどこの銀河団を撮ったのか覚えてないw
本当は月が出て山に三日月が刺さって地球照が見えている、と言う写真を撮ってから帰り予定でしたが、朝のその時間にモタモタしているとゴミ出しが間に合わないので撤収、帰還しました。
うちのとこ、どうもゴミの回収が1番目に来るらしくて朝9時には確実に出しておかないと持って行ってくれない…

2021年11月19日・部分月蝕(ほぼ皆既月蝕)
なんと言うことか、その日に予定が入ってしまい遠征できず、中央市の某所の駐車場の一画を借りての撮影となりました。
どうしようか?と思いつつ撤収の時間も考えて赤道儀は使わずにカメラ三脚に前回使ったミラーレンズでの撮影となりました。
同時進行で以前に庭にくる鳥を取る為に買った最大望遠624ミリ相当のネオ一眼も用意しましたが、なんか画像がはっきりせず途中でそちらは放置、またミラーレンズもいまいちピントが合わないと言うか合わせられないと言うか…
前回の撮影ではそれなりに点像になっただけに納得いかん、でも多少ピンぼけでも記録としては残しておきたい、と言うことで…。
そこで使う小わざが大きくとって小さく見せるw

とりあえずこんな感じでした

で、不完全な状態での撮影を続けながら気がついたこと。
露出をアンダーにすればターコイズフリンジは割と簡単に写る。

2021年10月2日・星見の禁断症状
今年は仕事の関係やらなんやらでしぶんぎ座流星群にも行けず、月食も曇りがち、ペルセ群も悪天候には勝てず、色々とモヤモヤして天気と予定も全くシンクロせず…
な、状態でしたがチャンス到来、天気も良さげ、という事で原村に行ってきました。
いつもの場所に現着したら既に車がずらりと…
今回は特に何かの現象があったわけでもないのですが、以前からやろうやろうと思いつつ全く手をつけていなかったことを試すのが目的でした。
フジノンのXF50-140 F2.8での星雲星団、そして以前に庭に来る小鳥でも撮りたいと思って買ったケンコーの500mmF6.3ミラーレンズを試してみたいな、と。
S1Pro以来、例えばR200SSで直焦点撮影した場合にM31やM45が画角からはみ出し、バラ星雲もギリギリで収まっていないので微妙にもうちょっと短いつつが欲しいなー、なんて思っていたのでケンコーのはその画角を実際に確かめたかった、ということもあります。

結論から言えば500mmでちょうど良い、もしくはもうほんのちょっと短くてもいいかな?たらケンコーのに関してはFマウントアダプターがついており、そこにふじのXマウントアダプターをつけるというなんともスケアリングとかの精度はだいじょうぶなのかな?みたいな。
そして実際に使ってみたらピント合わせがかなり難しいです、ファインダーをみながら手で合わせてもピンポイントでどうも合わない、BORG用に買っておいたパーティノフマスクまで持ち出しましたがなんんかいまひとつ気に入らない結果でした。


XFレンズはこの他にx-hとか色々試しましたがなぜかピンボケで話にならず、まともなのはM45と北アメリカ星雲くらいでした。
一方、ケンコーの500mmは想像していた通りの画角でどれも適度に収まってはみ出さない、これはちょっと嬉しいのですが、やはりピント合わせが難しい、というか面倒、馬頭星雲をとったら明るい星のゴーストがちょうど馬の頭に重なる、ピント合わせをしてもいまひとつシャープじゃない、という印象でした。焦点距離450〜500mmくらいでF4~5くらいの明るめの短い鏡筒が欲しいところですが、やっぱ高精度のニュートン反射がいいな。
なお、何か彗星でもいればと思い検索したら周期彗星の67Pチュルュモフ・ゲラメンコ彗星がわりと撮りやすい位置にいたのですが、500mmf6.3じゃ明らかにスペック不足で、たぶんこれだと思うのですがでもちょっと自信無いです。
最後の薄明中の三ツ星から小三ツ星あたりは次回への課題ですね。
でもそもまえにオリオン群が来ますよ・・・

あと最近は体力的にきつくなってきたので赤道儀はポールをやめて三脚を使っているのですが、周りを歩いているときにうっかり足が触ったり、水平出しの時に高さを調整すると三脚の脚の長さが変わって地面に対しての接地点が微妙にズレて微調整がしにくくてどうにかならんものかと。
ポール脚ならぶっちゃけ歩きながら蹴つまずいてもビクともしないんですよね。

2021年8月4日・ISS通過
前日に引き続きISSを。
場所は同じ自宅のベランダから。
今回はレンズを広角寄りにして連続撮影にしてみました。
通過する時のISSの軌道速度は変わりませんが、観測地点から見た角度で同じ時間でも移動する角速度が異なるので映る線の長さが違ってきます。
当然、一番長く映るのはほぼ頭上、真上を通過する時ですね。シャッター速度はどれも5秒です。

アルバムはこちら…




2021年8月3日ISS通過
夕飯前にネットを見ていたら今夜通過する、ということでやる事をさっさと済ませて三脚にカメラをセットして自宅2階のベランダへ…
しっかりと通過していきました。

新型コロナの関係もあって観望会も星まつりも軒並み中止、仕事やプライベートの関係もあって今年はなかなか星を見に行く機会も激減状態。
せめて秋以降の流星群くらいは撮りに行きたいところです。


2021年5月26日・皆既月蝕

今年はコロナ禍に関係なくしぶんぎ座群の観測に行けなかったので前回のふたご座群から約半年ぶりの観測活動となりました。
前日までの天気予報ではなんとなく晴れるかな?といった予報でしたが、いざ当日になってみると地元は多分ダメ、南に行っても状況は変わらなさそう、近隣では唯一原村がピンポイント予報で日没後から日付が替わるまで雲と月、星のマークが混在している状態でした。
朝から気象衛星の赤外線、可視光線、水蒸気の画像と天気図を見比べていましたがどう見ても天気は下り坂気味、それならやはり少しでも高度のあるところに行って標高が高い分、月の光が通過する雲が薄い方へ、と言うことでいつもの原村に決定しました。

現地入りした時はまだ明るくてその間に機材を設置、北極星は見えませんでしたがこの辺りならだいたいこんなもんでよかろう、とスマホのコンパスを見ながら北に向け、角度は前回と同じ場所あのでこのままでいいや、ってな雑な極軸合わせをして待機。
月はまだ見えていませんでしたが天頂に明るい星が見えたのでそれを使ってピント合わせを済ませてとりあえず準備は完了。

天文ソフトなどを見比べながらそろそろあの方向の地平線上に出たとか、そろそろあの木のあたりに見える、とかやっていましたが、低い位置は雲も厚くなかなか月は見えませんでしたが、やっと最初の1枚を撮影した時は19時52分でした。
本来なら皆既月蝕の時には一定の間隔で撮影を続けて時間の経過と欠ける様子を記録したいのですが、今回に関しては常に空を見ていて薄い雲越しに見えたらシャッターを切る、と言う感じでした。
皆既中は雲越しで月の模様が鮮明に見える月食写真は記録出来ませんでしたが、それでも雲越しではありますが皆既中の特有の色を見て撮影もできたのでよかったかな?といったところです。
現に今回は天気の関係で見ることが出来なかったエリアの方が多かったようですし、実際に地元ではほとんど見れなかった、と言う事後の情報もありました。

今回の画像はアルバム形式にして、月食前にピント合わせのためのパーティノフマスクでこんな風に見える、と言うのから始まっています。
赤道儀での撮影と同時進行で500ミリのミラーレンズでの撮影も試みましたが、こちらは雲のせいで暗くてカメラの視野に月を導入することが出来なかったのであっけなく断念、標準系ズームレンズをつけて月食も入った星野写真をとったりで月食を楽しみながらも、雲も厚くなったりしたので最終的に20時43分の撮影で今回は終了としました。

月食のアルバムはこちら


それにしても低い月蝕でした。
事前に知ってはいましたが、実際に見てみるとものすごく低く感じました。
今回の機材はいつもの赤道儀と鏡筒はビクセンのVC200Lにレデューサーをつけて使用しています。
各画像はトリミングなし。