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デジタルカメラ・ルーム
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2024年10月20日・C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星

土曜日の観望会はあいにくの雨という天気でしたが、その翌日は晴れの予報、しかも冷え込む予報でこれはかなりいけそうだ、ということで水星だけにターゲットを絞って撮影に行ってきました。
明るいうちに現地入りして赤道義を組んであとは極軸を合わせるだけ、という状態にしておいて待機、北極星が見えたところで極軸を合わせてから一旦金星に鏡筒を向けてコントローラーの初期設定…
というはずだったのですが、コントローラー、壊れてました、というかディスプレイに何も表示されない、寿命だったのでしょうか。
幸いにして追尾だけはちゃんと駆動しているので彗星が双眼鏡で目視確認出来るようになってから手動導入しての撮影となりました。
今回はR200SSでの直焦点撮影をメインに同時進行でフジノン18-55のレンズでインターバル撮影、直焦点が一段落ついたところで赤道義から下ろしてやはりフジノンの50-140レンズの最大望遠での撮影に切り替えました。

広角での撮影は帰ってからタイムラプスの動画にでもしようか、と思っての撮影でしたが、途中で天の川が端の方に写っていることに気がついてからはそちらの方が面白そうだ、ということになりあえて彗星をセンターからずらして天の川も一緒に同じ画角に収まるように、となりました。
どれも基本的に同じような強調処理ですが、140のズームで撮ったものが一番水星の本来の色に近いのかな?という印象です。


2024年10月14日・C/2023 A3 紫金山・アトラス彗星

天気が良くなかったり家族の介護などが発生したりで撮影の成果も無くサイトを更新する事も無く気がつけば10月w
そんななかでようやく紫金山アトラス彗星を撮りに行く事が出来ました。
やはり彗星なら直焦点でコマをクローズアップ&あわよくば尾のシンクロニックバンドを狙いたいところですが、もたもたしていると極軸を合わせる前に彗星が沈んでしまいかねない、ということでカメラレンズでの固定撮影となりました。

久々の肉眼彗星ですね。
カメラの焦点距離もふまえて考えると月の視直径の10倍以上の尾の長さ、なかなか見応えもありました。
左は50-140mmのズームレンズでの撮影、右は189-55mmの標準系レンズでの撮影です。
どちらも2.5秒とか3秒露出の複数枚をコンポジットしていますが、あまり意味はなかったかも?