第138回原村『星の降る里』STAR WATCHING

***ぎょしゃ座群の突発出現観望会*** 2007.09.02 UP


観測結果

@ 20:40〜21:10 J−WAVEのFM電波観測中21:03に流星による変動確認。

A 21:52 ぎょしゃの方向からデネブにかけて1個の流星を二人で確認(紅茶男爵・みっち☆さん)。

以上が純粋に確認事項です。


@・・・については流星があったという事実がありますが曇っていたため方向・群の確認には至らず。

Aについてはやはりぎょしゃ座の付近が曇っていたため、その方向からの確認はしても、はたして、遅いペルセ群なのかたまたまその方向からの散在流星なのかの確認には至らず。


結論

この時間帯に流星が飛んだ事実はありますが、ぎょしゃ群の確認は出来ませんでした。


20:25 予報の中心ですが降雨中です

結果です

雲越しに恒星がちらほらと見えてはいるのですが・・

全体的に真っ白、その中でもわりと見えている方です

【撮影日時】2007年9月1日21:40頃

【露出時間】15秒分

【カメラ】オリンパスOM−4 シグマ24mmF2.8開放

【フィルム】富士フィルムSperia ISO800

【ガイド】三脚固定

【画像処理】現像時にCD−R書き込みそのまま

【被写体】夏の第三角形

ぎょしゃ座流星群の極大時間は雨も降っていましたが、

その後、原村では夏の第三角形が見えるほど、

天候が回復しました。

【撮影日時】2007年9月1日21:50頃

【露出時間】1秒

【カメラ】オリンパスOM−4 シグマ24mmF2.8開放

【フィルム】富士フィルムSperia ISO800

【ガイド】三脚固定

【画像処理】現像時にCD−R書き込みそのまま

【被写体】月?

この後、カシオペアからデネブに向けて明るい流星が

確認できました。

方向的にはぎょしゃ座流星群みたいですが、

この一つだけなので確認はできませんでした

いずれにしてもこの時は既にピークが終わって

いたようですから、晴れていても成果は望めなかった

かと思います

観望中の光景

このあとまた曇天に

ぎょしゃ群待ち.jpg  撮影:本吉智彦at北海道

送信日時 : 2007年9月3日 23:56 件名 : ぎょしゃ群不発

  北海道は天気の良いところが多かったみたいです。

今回は、旭川の南に位置する美瑛町に陣取りました。

ピークを迎えても、ぎょしゃ群と思われる流星が

全く出現しませんでした。幾つか流れ星は見ましたが、

明らかに、群流星ではありませんでした。

薄い雲も若干ありますが、晴れていた証拠を送ります。


補足:推考

Sent: Sunday, September 02, 2007 3:39 PM Subject: Re: ぎょしゃ座   お疲れさまでした。

ぎょしゃ群、国内では活動は確認出来なかったようですが、海外ではかなり活発な動きが確認されたようです。http://aurigid.seti.org/

航空機からの観測と撮影との速報がここで見られますが、流星としては ペルセ群に似た発色のような印象です。

また、同じく海外での電波観測、特にヨーロッパ方面では多数のエコー が確認されているようです。http://radio.data.free.fr/main.php3

時間としては予測通りの20:15がピークで幅が2時 間、ですから文化園で雨が上がって外に出た頃には全部終わっていたと見るのが妥当な線かもしれません。群を作るダストチューブが地球軌道と直行に近いような傾斜角で交差しているようですから、チューブの軌道と地球との位置関係からいくと輻射点が見えない地域では、観測する事は全く不可能だったと判断するべ きなのかもしれません。


送信日時 : 2007年9月2日 22:05 件名 : ありがとうございました

昨日はスタッフ限定観望会にまぎれさせていただき、ありがとうございました。

結果は、いる間(滞在中)は見ることができず、残念でした。(流れたことが確かなだけに、余計に残念です)

その後はどうでしたか? あれから山を降りて、中央道を走ったのですが、須玉インター辺りまでは雨が降り続けていました。

やはり、文化園は、何かありますね、きっと。(諏訪南インターあたりだけ降っていませんでしたよ)

星見には絶好の場所であることは確かなことは間違いない、ですね。

また観望会に参加したいです。 ああやって、親しい仲同士で いろいろ話ながら星を見る楽しさは、いいものですね。

では。


場所:原村八ヶ岳自然文化園

日時:2007年09月01日(土) 19:00準備開始

ぎょしゃ座群の突発出現が予測されました、ピークは日本時間で9月1日(土曜日)の20時20分頃。(2007.08.10 up)

継続時間は2時間ほどと予測されます(アストロアーツ:リンク)

日本国内では、ピークが予測される20時36分に放射点はまだ北東の地平線の下。しかし、放射点が地平線から昇ってくる21時以降には、経路の長い流星が出現する可能性もある。


スタッフ観望会とします、午後10時には状況に合わせ解散(予定です)とします。(2007.08.14 up)

19時ころより準備開始、ピーク予想の20時20分を中心に映像記録などします。


母天体は、1911年に発見されたキース彗星(C/1911 N1)です、キース彗星の公転周期は2000年です。

今回の出現は、紀元前82年にキース彗星が放出したダストチューブを地球が通る事によるものです。

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                   事務局(八ヶ岳自然文化園内) メール (スパムメール対策のためフォームになりました)