第11回田中千秋WEB天体写真展 (2006.04.02 UP)

トルコ日食は、予定通り3月26日出発。3月31日に帰宅の予定です。 (2006.03.10 UP)

 2006年4月2日 13:00  日食観測旅行、トルコから帰ってきました。今回も前回のアフリカ同様、快晴ですばらしい日食でした。

様子としては、今までになく、皆既中が暗くて、夜のようでした。コロナの伸びも長く、金星も良く見えました。

トルコ(都市名=コンヤ)では3分36秒の皆既でしたが、いつものごとく、時間が短く、撮影と肉眼観測であわただしく時間が過ぎていきました。

送信日時 : 2006年4月3日 1:55  件名 : 田中千秋氏の写真を送ります。   撮影:大友 哲

現地のホテル(コンヤ)で地元新聞の取材を受けました。記事の内容は不明ですが、後日わかると思います。

田中氏の左が通訳兼ガイド右が新聞記者
観測風景


タイトル :月のうさぎと太陽コロナ(皆既日食)  撮影日  :2006年3月29日  送信日時 : 2006年4月7日 13:57

撮影時間 :13h58mから14h01mまでの間に段階露光された10枚の

       画像から合成(露光1/8秒〜1/250) 時刻は現地夏時間

撮影場所 :トルコ共和国コンヤ(リクソスホテル駐車場)

望遠鏡 :タカハシFC60(D=60mm,f=500mm,F8)

カメラ  :ニコンD200カメラボディ使用

画像処理 :photoshopによるマスク処理、レベル/色調補正、トリミング

     ステライメージV5によるトーンカーブ調整、明るさ、コントラスト、周辺減光補正等

撮影者 :田中千秋

画像処理 :久保庭敦男及び田中千秋

コメント :露出時間を変えた10枚の撮影画像を使用して、月面の模様からコロナの伸びまで表現し、白飛びを極力抑えています。

表現の関係上、原板に比べてバックの黒が白っぽく表現されています。また、若干の色補正により青みを強調しています。

(今回、友人の久保庭敦男氏と私の二人で画像処理をして、皆既 中の月面模様(海のパターン=うさぎ模様)の表現と、コロナの伸びの 強調、白とびの減少を実現した画像をつくりあげました。)


撮影データ

撮影地:トルコ共和国コンヤ    カメラ:ニコンD200カメラボディ使用

レンズ:タカハシFC60(f=500ミリF8)直焦点撮影   赤道儀:タカハシP2赤道儀にて電動追尾

トルコ日食1枚表示

ダイヤモンドリングは、カメラレンズ (ビデオレンズ)の場合は光状が出て、ダイヤの輝きの表現として輝きが 強調されてインパクトのある映像が生まれますが、私のように望遠鏡の 純粋直焦点では、ただ光芒がそこだけ太いだけであまり見栄えしません。

しかし、カメラレンズやテレコンバージョンレンズではゴーストやフレアの 発生など、別の面で映像を乱すものが出ますので、あえて望遠鏡直焦点 で撮影を行なっています。

1 12h39m

2 第1接触後12h49m

3 12h59m

4 13h09m

5 13h19m

6 13h29m

7 13h39m

8 13h49

9 第2接触ダイヤモンドリング13h58m

10 皆既中コロナ

11 第3接触ダイヤモンドリング14h01m

12 14h09m

13 14h19m

14 14h29m

15 14h39m

16 14h49m

17 14h59m

18 15h09m

19 15h19m

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