デジタルカメラ・ルーム

研究途上のため、転載厳禁です!!  2002年の記録はこちら
2003年からはこちら


最初は冷却CCDと同じ場所にあったのですが、今後もファイルが増えるのは当然???
ということで、冷却CCDとは区別する為に部屋を分けました。
デジカメでの天体写真はこちらに収納してあります。
サムネールをクリックすると拡大画像にジャンプします。

2001年12月14日・ふたご座流星群
さすがにあの獅子座群の後では見劣りしてしまいますが・・・
でもあれが特別、このふたご座群がわりと普通の流星群なのかもしれません。
火球クラスの流星はほとんどありませんでしたが、雲の切れ間から見える流星、これはこれでやっぱり楽しいものです。
大型の明るい流星もなかなか少なくて撮影には苦労しました。しかも時おり流れてくる雲のおかげで同じ方向を長時間に渡って撮影を継続することも出来ないありさまです。
よって今回はどの画像も画像処理の後で肝心なところだけをトリミングしてあります。
これは放射点の近くに出現する流星の方が比較的明るく見えることから、写り易くなるだろう、という目論みからです。
でも短い(^^;
とりあえず放射点が分かる画像にはなってますね(苦笑)
今回は全部で14の流星を撮影できたのですが、暗い為にコンポジットの段階でかすれて見えなくなってしまったものもありました。

2001年12月2日の月です
彗星を撮ってから撤収しようかと思ったのですが、せっかくだから(?)撮っておきました。
ホントならもうちょっとフレーミングを何とかしたかったんですけど、S1を使う時のカメラアダプターを忘れた為に・・・
考えてみたら、こんなに明るい月が出ているような夜に彗星なんてよくぞ撮りに行ったものです(笑)

2001年11月11日の朝の太陽
オリジナルを拡大しただけではあまりはっきりとは分からなかったのですが、すこしだけレベル補正をかけてから、その効果をフェードしてみたのが右の画像です。
太陽の一部分が紫がかって見えるのは、おそらくは雲の影響とデジカメの偽色との関係ではないかと思います。

2001年8月16日 木星食
潜入の様子です。VC200Lとプローセルの15mmとで拡大撮影したものをPhotoShopで切り抜いて張り合わせたものです。露出は1/4秒、感度設定はISO800相当、ホワイトバランスは(これがクセモノ…笑)晴天の日陰に合わせての撮影です。潜入の直前までどのホワイトバランスが一番良いのかを探し出すのにあたふたしてました。
出現の様子です。各設定は潜入の時と同じです。
設定を決めたらS1のシューティングソフトのインターバル撮影に任せっきり(^^;
撮っている本人はiBookのディスプレイと空を交互に眺めて楽しんでました。だから秒数の記録が無い……(^^;
この画像で注目して欲しいのは、木星と月との境界です。エッジの部分が滑らかな曲線ではなく、微妙にデコボコしています。これはクレーターなどの月の地形によるものです。月の地形を真横から見ているのと同じですね。

木星食のオマケ!
木星の潜入から出現まで約1時間、その間に何もしない、ってのはもったいないですからね〜。
土星で遊んでました(^^;
潜入の前後の木星でもコンポジットで遊べるし、出現した後では青みを帯びた空に浮かぶ月と木星、しかも月には地球照も……
撮らないのはもったいないでしょ?
木星と土星です。木星は3枚の画像、土星は5枚をコンポジットしてあります。
でも解像力が今一つですね。
土星のリングの隙間は出ませんでした。
実は今回の一番はこれです。
青みを帯びた空に浮かぶ三日月には地球照、手前を流れた薄い雲が青さを引き立ててくれました。しかも木星には四つのガリレオ衛星まで写っているのが分かるでしょうか?

6月26日の火星
カメラは相変わらずフジのS1です。ビクセンのVC200LにLV5mmのアイピースで拡大撮影、露出は4秒。さすがにこの季節だとノイズが目立ちますが、同じ露出時間のダークフレームを撮っておいて、PhotoShopの<差の絶対値>で除去してあります。
それにしても…
これがこの鏡筒の限界かもしれません。惑星の拡大には同じビクセンのVMC200Lの方が向いているのかも???
これは単一の画像ですが、コンポジットした画像は近日中にアップする予定です。
ホントは冷却CCDで撮りたいんですけどね〜(^^;

6月2日の夜に撮った火星
鏡筒は同じバイザック、VC200Lですが、アイピースはペンタックスのXP-8mm、3分以内に連続撮影した20枚弱の中から、シンチレーションの影響の少ない画像6枚を選んでコンポジットしてあります。これだと分からないのですが、ファインダー越しに見た火星は白い極冠が見えていたような気が…。なかなかうまくいかないものですね。
こんな感じに撮れるはずでした。
F9のVC200Lにレデューサーを取り付けてF6.4で撮ってあります。シャッタースピードは1/250秒、感度設定は320です。
相変わらずS1の性能に助けられています(苦笑)

6月1日、未明の火星です。
VC200Lの鏡筒とLV5mmのアイピースでの拡大撮影です。少しアンダーぎみに撮った画像7枚ほどをコンポジットしてみたのですが、これ以上はどうにも出来ませんでした。ホントはST-6で撮る予定だったのですが、感度が高過ぎて処置無し…でした。
ちなみにコンディションさえ良かったらこんな風に撮れるはずでした(^^;
それにしても、下にある火星の方が模様がなんとなく分かるのが悲しい(?)です。

球状星団・M3です。30秒露出で画像処理は一切無し、コンポジットもしてありません。
おなじみのオリオン座の大星雲、M42です。3枚の画像をコンポジットしてからRGBをLabに変換してからレベル調整、再度RGBに戻してからさらにレベル調整してあります。
これだけ写っていれば言う事無いです(^^;
銀河系外の渦巻き銀河が3つ写っています。3枚の画像をPhotoShopのレイヤー、スクリーンで重ねただけの画像です。レベル調整はしてありません。
月です……。でもなんとなくすっきりしないと言うか、釈然としないと言うか……。
とりあえず混ぜてみました、せっかくですから(笑)
20ミリの広角レンズで撮った天の川です。緑色を帯びているのは光害のせい、赤みは銀河に広く存在する水素の波長の色です。でもホントは強調しすぎてます(^^;
そして火星です。F9のバイザックとLV2.5mmのアイピースでの拡大撮影した画像です。
なんとなく表面の模様がわかるような、わからないような……(^^;
向きが少し変かも……。ま、細かいことは気にしませんから。
彗星の新しい画像は<お薦めの星>にありますのでそちらをどうぞ…。
またもや彗星のついでに月、です。
下の月と同じ場所、同じ機材、デジカメの同じ設定なのですが、何故か黄色味を帯びたような写り方でした。どうやってもその色が補正出来なかったので何となくグレースケールに変換してみたところ、こんな風なちょっとブキミな感じになってしまいました。
同時にPhotoShopでレベル補正する時に明度を少し上げてコントラストをちょっとだけ下げてみたら更に効果的??

月、です。
今までの月はいわゆる屈折反射複合式の鏡筒だったのですが、これはニュートン反射で撮ったものです。
まあ、実はC/2001 A2 LINEAR彗星を撮ったついで…、なんですけどね〜。
こちらの方が全体的にシャープに見える感じがします。

最大光輝の金星を撮ってきました。焦点距離の異なるアイピースで撮ってあります。
同じ鏡筒、同じカメラですが、アイピースの違いで写る大きさも違ってきます。現地でシャッタースピードを変えて一番良い速度を選び、その速度で何枚も撮った中から一番写りの良いものを一枚づつ選んでみました。
それぞれトリミングしてはありますが、どれも同じ縮尺率になっています。
ビクセン
LV20mm
ビクセン
LV2.5mm
ビクセン
LV5mm
ペンタックス
XP8mm

木星です。拡大率が異なります。一番小さい画像は露出の違う2枚を組み合わせてガリレオ衛星も入れてみました。
金星です。大気の揺らぎ(シンチレーション)のおかげであまり鮮明には写っていませんが、形だけは分かります。 最悪な木星…望遠鏡が風で煽られて…こんなのになっちゃいました。ちなみに露出は1/20秒です(^^;
月ですが、クレーターのクローズアップはアイピース(LV20mm)で拡大撮影しています。もう一つはVC200Lでの直焦点撮影です。

月の再挑戦。でも実は鏡筒が別のものです。また、よ〜く見ると暗い月の海の部分に変な色が付いています。画像の色データの変換に問題でもあるのでしょうか?
デジカメ初の月
でもスケアリングのせいでピントがいまいち…
2000年・獅子座流星群1
2000年11月27日の木星
単一画像です
2000年・獅子座流星群2
2000年11月27日の土星
コンポジット画像です
2000年11月27日の木星
5枚の画像をコンポジット
30秒露出のM42、トラペジウムが見えます。 M42・左の画像を10枚コンポジットしたら……

デジカメ自体は最近使い始めました。いろいろと研究の余地はあります。と、言うよりも余地だらけ(笑)
このカメラがどこまで使えて、どこからは使えないのか…、思考錯誤は始まったばかりですが、やはり拡大撮影に関しては拡大用のアイピースよりもなるべくなら直焦点に近い方が良い結果が得られそうです。
それにしてもカメラの重量…、ドローチューブがどこまで耐えられる?デジカメ初の木星と土星、シーイングは最悪な夜でした。ピントが合わせられない……。
また、M42のコンポジット画像を調べたところ、ダークノイズはほとんど同じピクセルに現われるようです。十分に対策は立てられそうです。でも、それなら始めからST-6を使っていればいいのかな〜?
でもCCDのサイズ、これは魅力ですね。なんたってかなりフィルムに近いですから。