研究途上のため、転載厳禁
デジタルカメラ・ルーム
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2012年11月18日・しし座流星群
朝から雨が降っていましたが予報では夜半過ぎから晴れ、との事。
それならばやはり動かねばなるまい、と言う事で観測に出かけて来ました。
当たり外れの多きな群ですが、数が少なくても運が良ければ火球クラスの流星を撮影出来るのでやはりそんな天気でも多少なりとも期待してしまうのですが、どうした事か見ている範囲内では全然飛ばない、それどころか同じ時期のおうし座群や散在流星ですらなかなか飛ばない、という不思議な夜でしたが、結果的に4つの群の流星と1つの散在流星を撮影する事が出来ました。
場所はいつもの原村、八ヶ岳自然文化園です。

散在

2012年10月21日・オリオン座流星群
数年前のあの大出現を期待しつつお神酒も用意して万全の態勢で迎撃準備・・・
の、はずだったのですが、微妙にピークとはずれていたのでしょうか、群に属する明るい、特に火球クラスのものは見る事が出来ませんでしたが、小さいものは結構写っていました。
群に属するものが6つと散在が5つ。経路的には違うように見えても15ミリのレンズのディストーションと流星の発色を考慮すると撮影時には散在だと思っていたのが群だったり、あるいは群だと思っていたのが途中での増光の仕方を考えると経路とは逆だったり。
とりあえず派手な流星は撮れませんでしたが、久々に空を堪能出来た夜でした。
撮影場所はいつもの八ヶ岳自然文化園です。

散在
冬の銀河

2012年8月13日・ペルセウス座流星群
ペルセウス座の輻射点が上がる前から明るい流星が飛びまくっていたようですが、明るい流星がカメラの視野の中にはなかなか出現してくれないのはいつもの事で・・・。
と言う事で今回の成果です。

散在

2012年6月6日・金星日面通過
8年前の時は仕事で見る事が出来なかった金星の日面通過でしたが、今回は休みを抑えて是が非でも・・・
天気予報はあまり良い傾向にはなく、どこに向かうかは結局いつもの原村の山岳気象にかけてみよう、ということで文化園となりました。
4時頃に現地入りした時にはまだ雨が降っていましたが、機材の設置を始める頃にはやんでくれました。
しかし観測中の上空には雲が切れる事は無く、場合によっては減光フィルターを使用しないで撮影出来るほどでした。
なお、金星の日面通過後には金環食の時の様なピーカンとなりました。
数時間ずれてくれたら・・・

観測結果はこちら・・・


2012年5月21日・金環日食
色々と天気が危ぶまれました。
自宅近辺で撮影すれば金環帯の中心に近いのですが、前日までの天気予報ではあまり思わしくなく、ピンポイント予報を見て結局いつもの原村へ出向きました。
結果的には自宅近辺でも見る事はで見たようですが金環の直前くらいから雲が流れてきた、との情報です。
で、原村では日の出の時には東に雲が広がっていましたが、食の開始から終了まで雲に煩わされる事も無く観測を楽しむ事が出来ました。

画像はこちら・・・



2012年4月4日・しぶんぎ座流星群
予測されたピークはJSTで4日の16時頃でしたが、とりあえず出かけてみました。
当日の最低気温は氷点下10度くらいまでは確認していますが、あまり風がなかったのでこの時期としては観測し易かったかと。

散在

余談になりますが、今回の撮影で月が沈んだあとで北東から北西の方向にかけて背景がみょうに赤みを帯びている写真が撮れています。
カメラのバックグラウンドのノイズなのか、あるいは自然現象によるものなのか、当日に別のカメラを持参しなかったので検証出来ませんが、もしかしたら低緯度オーロラの赤が写っていたのかも?

連続撮影した画像をチェックしてみましたが、少なくとも恒星の日周運動と一緒には動かず、また雲の動きなどと連動するような動きは見られませんでした。
過去には撮影地の自然文化園で低緯度オーロラが撮影された事例が有りますので、可能性としては捨て切れないかもしれません。