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2019年12月14日・観望会、ふたご座流星群
一晩中、月明がある、という先月のしし座群と同じ様な条件でした。
この日は今年最終の観望会があり、そちらが終わってから観測モードに移りました。
現地入りした時は雲量3前後?という印象でしたが、観望会が終わってそのあとのあれこれが終わって外に出る頃には概ねピーカン状態。
いつも通りにISO1600、F2.8、30秒のテストから始めてこの夜は最終的にISO1600、F2.8、10秒の露出でインターバル撮影が良かろうとなりました。

今年のふたご座群は輻射点と月の位置がほぼ同じくらいだったので月のある位置から飛んできた様に見える流星は全てふたご座群、という極めてわかりやすい条件でした。
撮影開始直後にまず一つ撮影出来たことを確認、そのしばらく後に画角の外に飛んで行った火球クラスが撮れたので今年はもうこれでも十分、みたいな…
そして今回は恒星間天体と確認された2Iボリゾフ彗星も撮りたかったのでそこそこ撮影して1時40分頃まで継続、実質2時間半ほどの撮影で12個のふたご座群の流星を撮影することが出来ました。


さてボリゾフ彗星。
現地入りしてすぐに赤道儀を組んで鏡筒も外気温に慣らすために赤道儀に乗せて待機モード。
流星を中断してカメラを鏡筒に取り付けでから主鏡とファインダーの光軸を大体合わせてからピント合わせ。
鏡筒の向きの初期設定を済ませて彗星のいるはずの方向に鏡筒の向きが移動し終わる頃には下から上がってきた水蒸気で一気にガスって月の位置がわかるくらいの状態に。
状況的に地面に近いあたりがガスっているだけで上空は晴れていると思って待機していましたが・・・
鏡筒の本体や機材を置くテーブルや車は霜が降りて凍りつき、横向きにしていた鏡筒の主鏡は曇ってしまいました。
流星を取りながら測った外気温は-6℃からこの頃には-4℃に上がり、風も止んて無風状態、これはいつも通り条件が悪くなる兆候と判断しました。
あとは赤道儀とピラー脚をバラすだけ、というタイミぐで一応確認しましたが、ガスは少し薄くなっていましたが上空には薄い雲が広がっており、月明と上空と彗星のいるあたりの薄い雲、加えて15.5等級というこの日の予報ではまあ、無理だろうと判断して機材は全て撤収して終了としました。

彗星が撮れなかったのは残念ですが、流星で良いのが撮れたからまあ、いいかな〜?ってなところです。

2019年11月18日・しし座流星群
日没後に月がのぼり夜明けまで月名の影響あり、という状況でした。
しかし思い起こせば2000年のしし座流星群、大出現が予測された前年のしし座群は月がふたご座のあたりにあるという、偶然とはいえ今年と似たような状況です。
事前にチェックしたピンポイントの天気予報では日付が変わって3時くらいから晴れ間が見える、というような状況でしたが、過去には何度も月明の影響がある状態での流星の撮影に成功していますので、今回も雲が切れるかもしれないならとりあえずは行ってみよう、という事で出かけました。

23時くらいに現地入りしてカメラを出すも、最初のテスト撮影の直後に全天ベタ曇りになるとかいう…
カメラも人も車内に撤退してうたた寝モード、気がつくと2時すぎくらいから晴れ始めて2時半にはほぼぴーかんとなり撮影開始。
最終的にしし座群4、おうし座群2、散在流星4という結果となりました。

しし座群
おうし座群      
散在流星  
人工衛星        

一応、観測結果は残せましたがやはり月の影響は否めません。
そんな中でしし座群の4つ目のは途中からの増光、短痕も含めた色の変化など、いかにもしし座群的なものが撮れたのは良かったと思います。
散在の一つ目はフレームのギリギリの場所で撮れましたが、シャッターが開くか閉じるかのタイミングで出現したために途中で千切れています。
散在の二つ目、最初はしし座群?とも思ったのですが、微妙に経路が似ているけどちょっと違う?微妙すぎてよくわかりません。
散在の4つ目は見落とす寸前?くらいの短いものですが、これは小さい流星ではなく静止流星に近いものではないかと。その前後の画像の同じ場所を切り抜いて比較用に並べてみました。
さて人工衛星。最初に見たときは北斗七星との位置関係、出現した場所、経路などからしし座群のものだろうと最初は思いましたが、その前後の画像を見るとうっすらと連なるような薄くて暗い光跡、人工衛星でした。右のモノクロ反転画像はその3枚連続の画像を重ねて切り抜いたものです。

満月後の終始月明ありの状況と2時間半の撮影で4つのしし座群も含めて11個の流星、結果としては十分ではないかと。
ちなみにこの撮影された流星のうち、肉眼で見ていたものはおうし座群の一つ目の流星だけだったりしてます。
あとはシャッターが開く直前にカメラが向いている方向にでた火球クラスのめちゃくちゃ明るいのとか、カメラが向いていない、目の視野の中の隅っこで何となく光ったのを見た、と行ったのばかり。


2019年10月26日・八ヶ岳自然文化園観望会
以前からAPSサイズのセンサーのカメラで撮ってもアンドロメダがはみ出さないくらいの焦点距離の鏡筒が欲しい…
と、思っていたタイミングで長らく貸したままになっていたBORG76+金属鏡筒が帰ってきました。
焦点距離がだいたい500ミリで口径が76ミリ、大雑把に換算すると以前使っていたR100Sを使って銀塩で撮っていたくらいの広さかな?
そういや何年か前に買ってほとんど使ってないケンコーのミラーレンズ、500ミリのf6.3?もあったよな…
観望会に合わせてテスト撮影してみましょう。
ただBORGのは古いレンズなので青フリンジ出まくりて星には使えない可能性もあるかも?
とうことで観望会にやってきました。
・・・ガスってます、天気予報では晴れ、夜半過ぎから曇り、ということだったので赤道儀出すのはあえなく中止、いつも通りの観望会の流れに…

で、観望会でプラネタリウムの上映中にいきなり晴れ始めて一気に改正に。
そこから固定撮影で少し撮ってみましたが、月明もなくカシオペアから白鳥座に繋がる天の川が十分に肉眼でわかるコンディションでした。
そして観望会が終わるくらいのタイミングでまた一気にガスって終了という、観望会のお手伝い的には実に疲れにくい会となりました。

そんなに力まないで会場のスナップと同じくらいの感覚で撮っていましたが、6枚目の画像を少し補正したらプレアデスどころかh-x、カリフォリニア星雲、ぎょしゃ座の散光星雲まで撮れてました。
いつもだとカメラの感度は1600より上げることは滅多にないのですが、今回は手抜き的に3200で20秒とか30秒とか…
でもやはりそれなりにバックグラウンドはノイジーで荒れる感じは否めません。
複数枚を撮ってコンポジットしてノイズを平均化すれば多少は見やすくなるかも?
でもあんまり好きじゃないですがw

さて、BORG76のレンズはかなり前にオアシスダイレクトで日食セットとして購入したアクロマートレンズ…だったはず。
古いカメラレンズを最近のデジタルカメラに使うと青フリンジでとてもじゃないけど天体には使いにくいものがありますが…というか、それが気に入らなくて中古で買ったニコンの180mmf2.8AFの単焦点レンズは一度だけ撮影して売り飛ばしてしまった。
果たしてBORG76はどうなのか?
とりあえずやってみて自分の目で判断しないと分かりません。
対してケンコーのミラーレンズ、言い方はレンズですが、光学系としてはセレストンやミードと同じようなカセグレン鏡筒と同じ、これもああんまり?ほとんど?天体撮影に使った記憶がありません。
あ、でも手元に置いておけば月食とか月を撮るには便利か?遠征しなくても自宅のベランダで・・・
おそらく普通に風景写真やポートレートを撮る分には全く問題はないと思いますが、あとは好みの問題も。
とりあえず比較対象としてM31、M42、M45を撮ってみる予定です。


2019年8月12・13日ペルセウス座流星群観望会
1週間くらい前の天気予報ではこの頃は台風直撃…
のはずでしたが、絶妙なタイミングで移動速度が遅くなってくれたおかげでなんとか見ることは出来ました。
ただし事前にわかっていた通りに月明あり、加えて雨は降りませんでしたが曇ったり水蒸気の濃度が高めな印象もあったりで月が沈むまではなんとなくぼんやりしたような印象でした。
それでも過去にはかすみ越しの流星とか、月と一緒に流星を取ることも成功していましたので予定通り撮影は実行、結果として6個の群の流星と散在流星一つを撮影することが出来ました。

ペルセ群
散在

撮影しながらカメラのモニターで確認した限りでは群3散在1でしたが、帰ってチェックしたところこの結果となりました。
群だと思っていたうちの二つはどうも人工衛星だったらしく大型のディスプレイで部屋を暗くして探しましたが見つけることが出来ませんでした。
また大きく写っていた散在だと思っていたのはどうやらイリジウムフレアだったようです。
そして今回ははっきり言って何が写ったのかわからないものが一つありました。
人工衛星のようにも見えますが、写っていたのは1枚だけでその前後には無く、かと言って流星としては左右対称で中心部分が変に増光していたり…
たいていのものは拡大して見れば流星なのか人工衛星なのか判別出来るのですが、これはどうしてもわかりませんでした。

と、ここでカメラのこと。
S1Proで撮影を始めた頃はPC制御でカメラを操作する手法でしたが、今ではカメラにインターバル撮影の機能や物によってはタイムラプス的な撮影が出来るものがありますが、やはり効率を考えるとPC制御が便利かなー?
今メインに使っているX-T1ではインターバル撮影機能が内蔵されているのでカメラ単体だけで長時間にわたり撮影し続けることも可能ですが、流星が写ったかどうかを確認するためにはその都度撮影を停止しなければなりません。
加えて写っていたとしてもそのファイルにマーキングすることが出来ないので、帰ってからチェックする段階で全部の画像をチェックして探し出す必要がありますが、これがS5ProまでにやっていたPC制御だとハイパーユーティリティで撮影させ続け、同時に画像ブラウザで撮影した画像をリアルタイムで確認して必要があれば画像ファイル名に記号とかを付け足して探し易くすることも可能、しかも12インチ13インチ以上のディスプレイで見るのは画像が変なふうに強調されやすいカメラの背面モニターで見るよりも遥かに正確に表示される。

カメラメーカー純正じゃ無くてもいいからフジのハイパーユーティリティと同等の機能と使いやすさの制御ソフトがあればすぐにでも導入したいところです。


2019年6月22日・八ヶ岳自然文化園・観望会
6月、梅雨時の天の川を堪能すべく観望会に行ってきました。
条件としては…
・雨が降って大気中のチリを雨が洗い流してくれる
・雨がやんだ後、気温が下がって雲が下がって市街地に蓋をして下界の光を遮断してくれる
・月が出ていない
この条件が揃うと信じられねー!!ってくらいの天の川が楽しめるのですが、結局は中途半端に曇っていた程度でした。
そうなると赤道儀を出して本気出す事もなく、iPhoneのカメラで遊びだすw

ドブソニアン+iPhone
コリメートの木星
iPhoneを手持ちで
ストロボ無し
アプリを使って5秒
露出の手持ち
画面真ん中あたりに
アンタレス
先のアンタレスとモニュ
メント の間くらいに木星
北斗七星 北斗七星を撮っている間に
レーザーを向けたら水蒸気が…
北斗七星も段々と
雲でかすれてきた
       
番外編      
時々オトナもはまる
がしゃぽん
ん? ふぁ? 鹿番長!!何年くらい前のだ???


これだけ曇っているとどうにもならないですからね、そんな時にはめんどくさい事は考えないで遊びましょうw
拡大してみるとどれも微妙にピンぼけ、色もほとんど無くて輝度情報のみ、そのあたりは前回と同じです。
携帯のカメラがどんなに画素数を上げてもレンズの口径が数ミリ程度では一眼レフどころかコンデジにも及ばない画質ですが、こういう片手間に遊ぶには十分に楽しめるアプリケーションです。
AppleのAPPストアで星撮りカメラくん、これは無料アプリですがもうちょっと機能が高い有料版のアプリもあったりしますので興味のある方はこちらからどうぞ…

どうせ最先端な超高額機材で武装しても晴れてなきゃ何も出来ません、そういう条件の時にもそれなりに遊べるのがアウトドアですから。
それに今回は行く途中で鹿に2回遭遇したのでジンクス的にはほぼ諦め状態・・・

さて、前回の観望会で本気出しちゃった画像、同じ機材、同じ撮影方法であそこまで違う写り方をした理由、最終的に大気のシーイングだけが違いの理由だったのではないか、という結論になりました。
何故か?なんてことはどうでもいいです、もしかしたら今年で一番のコンディションだったのかもしれないです。
同じコンディションでM42とかM45とかM31を撮ってみたかったですね〜。


2019年5月 4日・八ヶ岳自然文化園、観望会
元号が新しく令和となって最初の観望会です…が、その前の週にも観望会がありましたが撮影するほどの天気でもなく。
当日はながらく貸し出してあったBORG76の鏡筒が返ってくる予定だったので観望会が終わってから試しに屈折鏡筒で試験的に撮影でもと思っていたのですが…

とりあえず200SSの鏡筒で。 2014年11月に撮影したM51 今回撮影したM51(カメラのディスプレイ)


まだ時間の余裕もあるし観望会に来た人に何か見せられれば、ということでR200SSを赤道儀にのせ、新しく買ったTリングの様子も見る感じでコマコレクターを取り付けてカメラを直焦点でセット、試し撮りしてみたら…
なんかM51があれ?こんなに写る銀河だったか?というような写り方で少々ビビるw

これはカメラのディスプレイで限界まで拡大したものをiPhoneで撮ったものです。
カメラディスプレイで見ると実際の画像よりも輝度やコントラストが強調されて見えることは過去の経験から知ってはいましたが(だからカメラのディスプレイはあまり信用しないでMacを接続してリモート撮影状態にしてMacのディスプレイで確認しながら撮るやり方に今までこだわっていました)、この向きで主星雲の右から下にのびる腕が広く写っています。
また伴星雲の右と上方向に薄くもやもやっとしたイメージで何か写っています。主星雲の腕も見た印象では明らかにもこもこした雰囲気が見て取れました。
とにかく今までに撮ったものとは全然違う印象でした。
露出時間をかえていくつかのパターンで撮影してみましたが、程度の差こそあれ、やはり写っていました。
カメラ側で強調されて表示されているとはいえ、今まで見たことのないものが出ている、ということは明らかにそこにそういうイメージのデータが存在している、ということです。
そこで屈折鏡筒での撮影は今夜は考えないことにし、観望会の最中にも試験的に系外星雲をメインに撮って見て、別の対象に動かしてまた撮って見てを繰り返し、観望会が終わってからは本格的な撮影モードに突入しました。

事の発端となった単一の画像を軽度に処理したもの

左の画像をトリミングしたもの

露出時間の異なる5枚のファイルをコンポジットして画像処理したもの 左の画像をトリミングしたもの
コンポジットした画像の輝度情報を強く強調してどれくらい暗い銀河まで写っているのかを調べた画像
NGCナンバー等に続く小数点以下2位までの数値はそれぞれの等級、18.03等までは確認できました
   

M51の伴星雲の周囲の淡い領域、主星雲の視直径の半分以上もあったんですね…
で、いろいろ撮って見た結果です。

M81とM82 M8 M16 M17 M20
上のM51と同じくNGC等のカタログナンバーに続く数字は等級、この画像では16.21等が限界でした
M57 M57トリミング M87 M87周辺の系外銀河  
M104 M104トリミング M64黒目銀河 M64トリミング M64輝度補正
初めてISO12800を試してみましたが、やはり補正したときに荒れて限界があるのできれいには出来ない
北アメリカ星雲 色情報補正 赤だけ強調 ISO12800、30秒

 

 
アークトゥルス ベガ アンタレス ガリレオ衛星  


基本的に同じ赤道儀、同じ鏡筒とコマコレクター、同じカメラで条件的には2014年の秋に撮影したときとかわらないはずなのですが、どれで確かめてもやはり『よく写っている』印象でした。
いて座周辺の散光星雲では暗黒帯が今までよりもくっきりと写っている印象ですし、M81とM64に関しては共に楕円銀河ではなく渦巻き銀河の構造が見て取れます。

同じ光学系と架台でいつもと同じように極軸を合わせ、同じコントローラーで動かして同じように撮って…
何か違いがあるとしたら撮影の季節と撮影したタイミングでの地平線からの角度くらいでしょうか?よくわかりません。

ところで先日、AppleのAppStoreでちょっとかわったアプリケーションを見つけました。
iPhoneで長時間露出を可能にして星空を撮る、というものです。

ただしちょっとピンぼけ気味?とりあえず天の川も写りましたが、色とか画質は一眼レフのようにあまり期待は出来ない?
とりあえず強調処理してこんな感じでした。




2018年9月にOSのメジャーアップデートが有り、それまでのMacOS10.13から10.14Mojaveについうっかりアップしたところ、サイトを作るオーサリングソフトのGoLive9が全く使えなくなってしまいました。
10.13の時にも10.12と比べてかなり不安定で使い難くなっていましたが、それにトドメを刺してしまったような状態です。
そりゃGoLive9そのものが既にAdobeでも作動対象外でもうアップデートはしないと何年か前からアナウンスしてましたし、これまで使って来れた方がむしろ幸運的な…。

その後、例えばAdobeのDW CCの導入とか…でも年間で10回も使わないアプリケーションに月間2000円のお布施はさすがに高い…他のWebオーサリングソフトを導入とか…フリートライアルで試してみたけど全然使い難い、しかもGoLiveで構築したサイトをそのままインポート出来ない…あるいはパラレルズとかクロスオーバーを使ってウインドウズ版のDWかGoliveをインストールして走らせるとか…でも仮想化の状態でオーサリングソフトのバージョンをサポートしてないとか…ランニングコスト的にも使い易さや慣れで考えても今ひとつ決め手に欠けていたのですが・・・

現母艦のMacProを導入した時、旧母艦のQuickSilverG4改を処分せずに残しておいたのですが、それを復帰させる事にしてみました。
現母艦のメジャーアップ後に一度復帰させてみたのですが、G4改からNAS代わりに使っていたタイムカプセルのディスク領域にアクセス出来ないという事態に陥り諦めていました。

そこでまず、現状では机の上は新旧母艦の本体とサンダーボルトディスプレイがあるので以前使っていたCRTはもう置けない、ということで新しく液晶ディスプレイを購入し、70センチの高さまで調節出来るディスプレイアームを使って液晶2段重ねのレイアウトにして、新旧母艦間でのデータのやり取りはタイムカプセルとは別にNASを設置する事に。

NAS設置後、旧母艦を起動してみると…困った事に以前と同じでLAN接続上のディスクがFinder上では見えているけどどれも開けない。
最初はネットワークの接続上の設定の問題?と思って設定を修正して再起動したり、ネットワーク上のIPアドレスを直接打ち込んで接続しようとしても開けない、NASのメーカーに問い合わせてみたらLANケーブルがダメになっている可能性も有る、と言う事でケーブルを新調するも状況変わらず。

ならばNASがダメならルーターかタイムカプセルにUSBメモリーを挿したままにしてそれをNAS代わりに…と思い付いて試してみると、これがMacProからは普通にアクセス出来るけどG4改からはNASと全く同じ状況。でもUSBメモリーそのものは新旧母艦のどちらのUSBポートに挿しても認識するし開く事も出来る・・・なんでやねん・・

ネット上で色々調べてみてもAppleのフォーラムもググってでてくる解決策もほぼ同じで全く問題解決には至らず。
旧母艦のディスクツールでアクセス権を検証したところ、いくつか問題が見つかるが、アクセス権の修復でもディスクの検証と修復でも問題箇所を修復出来ない。
そうなると予想出来るのは内蔵LANポートに何か問題が発生している、と言う点。
LANカードの新設を考えてパーツを物色していた所、たまたま『LANポートがダメになって…』といったレビューを見かけ、もしやこれか?と思って安易な手段としてLAN-USBアダプターを購入して試してみたところ…

カーネルパニック同然の状態に陥りそれまではLAN上のディスクにアクセス出来ない以外はネットや画面共有などは出来ていたのが出来なくなり、環境設定でのネットワークの設定をしようとするとフリーズして強制終了も出来なくなる始末。
アダプターを外すと正常に戻るのでこれはLAN-USBアダプターに問題が有るなと判断。でも対応OSは問題無かったのに。
こうなるともはやデフォルトで付いていたLANカードに問題が有ると判断するしかない。

最終手段として内蔵PCIスロットの空きに新しくLANカードを設置してそこからブリッジモードのタイムカプセルに接続、内蔵LANポートを物理的に外して無効化する事を試してみる、それでダメなら面倒だけどUSBメモリーでデータをやりとりすると決定、PCIのイーサネットカードを買ってG4改に組み込んで起動した所、LAN上のディスクはあっけなく全て認識、開く事が出来るように。

結果、WebオーサリングのGoLive9が復活、サイト用のファイルNASに置いて新旧母艦からアクセス、現母艦にはコピーを置いて時々同期させてバックアップをとる形に。
そしてサイト内のページも手を加えることが出来るようになりました

ところで旧母艦のG4改、内蔵イーサネットのポートを物理的に外す…ケーブルを抜くとかポートそのものを取り外す、というのはロジックボード上に直接取り付けてあるので不可能でした。
あとアクセス権の問題、あれはどのMacでも同じように検証で見つかるけど、そのまま放置で問題無い、とのことでした。


2019年1月4日・しぶんぎ座流星群
毎年正月の恒例行事、しぶんぎ座流星群です。
ことしは新兵器としてデジタル表示の温度計を・・・
観測結果から言えば今年も大成功でした。
時間帯によって出現の仕方にムラがありましたが、そこはやはり無駄にピークが鋭いしぶんぎ座群ですからねー。