デジタルカメラ・ルーム

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フジのデジタル一眼レフカメラ、FinePixS3Proをメインに、サブカメラに旧型のS2Pro、惑星のコリメート撮影にニコンのE995を使用しています。
撮影は主に長野県の原村で行っています。

サムネールをクリックすると拡大画像とかにジャンプします。

2006年12月15日・ふたご座流星群(長野県原村)

予測ピークは14日でしたが、天気は雨。
撮影に出かけたもののあえなく退散、HRは少なくなる事は分かっていましたがその翌日に再度出かけて来ました。
夜半過ぎからは空全面雲ってしましましたが、撮影開始後にかろうじて1枚だけ撮影する事が出来ました。
と言ってもピント合わせの微調整中でオリジナルファイルを見ると若干ピンぼけ気味ですが・・・。

今回はS3とシグマの20mmでの撮影です。


2006年11月9日・水星日面通過(長野県原村)

平日の早朝の現象でしたが、月内の週末出勤を盾に無理矢理休みを取って・・・(^^;
早朝なので慌てる必要はない、と言う事で高速のETCの深夜割引が適応になるタイミングで移動し、現地に着いた時には雲量ゼロのピーカン、加えて月が出ているのに微光星まで肉眼で見えるような透明度の夜でした。
機材のセッティングを済ませてOMCとペンタのXO5ミリ、E995の組み合わせでピント調整に取りかかるも、シンチレーションの影響が強過ぎてどうにも出来ない状態、途中で断念してXP8ミリ+S3に変更するも、やはりピントの山が掴めないような状態でした。
最終的にはテスト撮影の土星の画像を見ながらピントノブのマイクロメーターの目盛りを読み、それである程度は追い込むものの、今ひとつ納得出来ないような状態、対象を月に代えたところ、アダプター内部に残っていたとおぼしき塵がCCDの表面に付着している事が発覚、明るくなってから現場で急遽対処するも完全には除去しきれずにカメラをS2に変更、アイピースもプローセルの13ミリに切り替えての撮影となりました。

水星が太陽面を通過中はインターバル撮影、その間に文化園のセレストロン28センチを使って995で手持ち(笑)コリメートに挑戦・・・結構写りますね、これが。
それならば、という事で機種変更した携帯のカメラでも挑戦、これも思っていた以上に写っていたり…。

水星が太陽の縁に近づいてからはPB G4のディスプレイを見ながら露出と位置の細かい調整を加えながら撮影を継続、第三接触の前から第四接触までは制御ソフトのシャッターボタンをマニュアルで押しながらの撮影となりました。

10年以上前、10センチの反射と口径絞りのキャップ、NDフィルターとかしか無かった頃に比べるとつくづく良い時代になったものだなー、と(^^;

基本データ
鏡筒 オライオンOMC140
アイピース ペンタックスXP8ミリ、ビクセンプローセル13ミリ
カメラ S3Pro、S2Pro、E995、ソフトバンク811SH
フィルター バーダープラネタリウム・アストロソーラーフィルター


2006年10月22日・オリオン座流星群(長野県原村)

何と言うか…いつものオリオン群らしからぬ出現数、といった印象です。
日付が変わった時から撮影を開始したのですが、最適露出の組み合わせを探っている最中、つまりまだ準備中の段階で1つ目が視野の中に出現して一つ目、2つ目は散在流星をぎょしゃ座の中で捕捉しました。
合計275枚の撮影となり、そのうち群に属する流星は11、散在が1つ、という結果となりました。
また撮影中に変なものが写っていると思ったら流星痕、連続撮影出来たものが2組、単独で撮ったものが1つありますが、その中で1組を一つのファイルに加工してあります。

 散在            

2006年8月13日・ペルセウス座流星群(長野県原村)

去年は雨でしたから2年ぶりのペルセ群です。
21時前に雨が降り出したもののすぐに止み、時折雲が流れたり、あるいは水蒸気で霞んだりしましたが、夜明けまでほぼ快晴となりました。
しかし満月を過ぎた月があった為にコンディションとしては完全ではありませんでしたが、23時から翌朝の4時を過ぎるまでの間に約400枚の撮影となり、そのうち13の群に属する流星と一つの散在流星の撮影に成功しました。
8/12,23:21 8/13,0:27 0:28  0:33 
0:53 02:37 2:42 2:45 
2:47 3:12 3:26 3:35(散在) 
3:38 3:54

上出来、ですね(^^)

2006年3月5日・C/2006A1 Pojmanski(山梨県北杜市大泉)

あ〜、何か思いっきり久しぶりに彗星撮りました。
そしてふと気が付くとS3で流星以外のものをまともに撮った記憶も無かったり(^^;
と言う事でセッティング完了後、彗星が上がって来る前にテスト撮影もかねてM8あたり。

全体的に茶色っぽいのは対地高度が十分ではない為に霞みの影響で若干のカブリが出ている為ですね。

で、肝心の彗星は・・・
  
一番左は60秒9枚、30秒1枚のCCD-Rawで撮影したものをコンポジット、中央は尾が写っているエリアをトリミングして階調の反転、補正してグレースケール化したもの、右は左の画像のコマとイオンテールの半分くらいが写っているエリアをトリミングして階調を反転して補正を加えたものです。
200mmF2.8でここまで写っていれば十分かと。

でも今回の一番は実はこれ。

彗星の高度が上がってくる時にもとりあえず撮っておけ、ということで撮った中の1枚ですが、ラッキーな事に視野の中に流星が飛び込んでくれました。
単一の画像でこれ以上は補正のしようが無い感じなのですが、狙っても撮れない画像、と言う事で。


2006年1月4日・しぶんぎ座流星群(静岡、朝霧高原)

 
去年のしし座群やふたご座群と異なり月は夜半前には沈み、予測されたピークの頃には月の影響も無くまずまずのコンディションとなりました。
今回はS2Proの時には何となく天文特性の相性の悪さから放置状態だったシグマの20mm、F1.8DG RFを使用しています。
普通にファインダーを見ながらではジャストピントに合わせる事は出来なかったのですが、S3のスルー画像のおかげでこれは問題無くクリアする事が出来ます。
肝心の流星ですが、0時半くらいから撮影開始、カウントは取っていませんでしたが1時半前後にピークがあったようです。
2時を過ぎた頃には出現数も少なくなり、予測されていた4時頃のピークの時には3時頃から広がり始めた雲の為に全面に薄い雲が広がっていました。
それでも恒星が部分的に見えていたので撮影は継続しましたが、この状態では眼視での係数計測もほぼ無理、と言う事で4時半には終了しました。

撮影の結果は群が2枚です。
左のものは2時半頃、右のものは3時40分頃に出現したものですが、相変わらず画像をチェックして判明したものです。
特に右のものは雲越しの撮影でしたので、雲が無ければかなりの明るさだったのかもしれません。雲の色が変わらないように処理していますが、トーンカーブの自動処理を加えたものはこれになります。参考までに…。

眼視で見ている間に火球クラスの流星は4個出現、そのうち一つはカメラを向けていた方向のど真ん中に出たのですが・・・インターバル撮影でシャッターが閉じた2、3秒後でした・・・(^^;