デジタルカメラ・ルーム

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デジタル一眼も進化を遂げ、FinePixS1ProはS2Pro、S3Pro、そしてS5Proとなりました。
そしてようやく天体でS5Proを試す事が出来たのですが・・・
これならS2もS3も手放してしまってもかまわない、そう感じさせるカメラです。
E995も相変わらず忘れた頃に惑星カメラとして使っています。

撮影は主に長野県の原村で行っています。

サムネールをクリックすると拡大画像とかにジャンプします。



2007年12月14〜15日・ふたご座流星群

観望会は15日の夜でしたが、予測された極大に合わせて14日の夜から撮影しました。
21時から翌朝の4時頃まで撮影しましたが、実際に撮影出来たのはその半分くらいの時間でしょうか、雲などの影響で何度か中断されています。
翌日の観望会の時には雲り、そして雪などにより撮影は出来ませんでしたが、明るいものから暗いものまで含めて14個の群に由来する流星と、ふたご座群では滅多に出現しない流星痕を撮影する事が出来ました。

それにしても、24ミリや15ミリのレンズで撮影してもコマとその内部の様子が写る17P/Holmes、かなり非常識な彗星かと・・・

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2007年11月17〜18日・17P/Holmes彗星、獅子座流星群

ネット上で公開された画像では17P/Holmesに淡い数本のイオンの尾が写し出されたものがありました。それを狙っての200mmの望遠レンズによる撮影を試みたのですが、残念ながらそれを写す事は出来ませんでした。どうやら拡散しきったようです。しかしながら前回と同様にコマの内部の様子を撮影する事は出来ました。
M31とバラ星雲は17Pの視直径の比較用です。

流星群は予測ではピークでHR10程度ではないか、との予測でしたが、それでも4つの流星の撮影に成功しました。
上出来ですね〜(^^)
最後の1枚は冬の天の川ですが、この中には17Pも写っています。


2007年11月3〜4日・17P/Holmes彗星

え〜、あちこちに貼るだけ貼っておいて自分のサイトへのアップを忘れていた、という・・・(^^;
詳細は画像を見て、という事で・・・
撮影はR200SSをコマコレクターと合わせて使っています。
30秒露出17枚をコンポジット
5秒露出を11枚コンポジット
10秒露出10枚をコンポジット
10秒露出の1枚をトーンカーブ処理、コマの内部の様子を推測出来る。
15秒露出25枚をコンポジット
20秒露出10枚をコンポジット
178秒露出、核の周囲にイオンのコマの広がりが存在、トリミング無し 視直径の比較用、M31、トリミング無し
視直径の比較用、M42周辺、トリミング無し

2007年10月21日・オリオン座流星群

去年には突発出現となったオリオン群ですが、今年はそこまでは出現しなかったようです。
予測されたピークよりも1日早くの観測だった事も有るかと思います。
この日には23時過ぎと1時半前後、明け方近くの4時くらいにそれぞれ小さなピークがあったようですが、カメラとMacの接続が確保出来なかった為に準備に手間取って23時のものは全く見ていませんでした。

その後も大きな活動は見られませんでしたが、例年よりは若干ですが多めな印象もあります。

群・1 群・2 群・3 群・4
散在
痕 4/32 痕 5/32 痕 6/32 永続痕
動画
制止画像から
作った動画


2007年10月13日・石川町スターライトフェスティバル

特に意識した天体写真、というワケではないのですが、比較的新しいオモチャ(笑)の対角魚眼を使ってみたくてしょうがない、というだけで撮ってみたものです。

  


2007年10月6日・某所

たまたま出先で日が暮れたのですが、すると周囲は真っ暗で天の川がくっきりと見えるような環境、それならどこか撮れるような開けた場所は無いか?ということで探してみました。
電線も何も無いような場所は有りませんでしたが、そのかわり面白い風景の場所を見つける事が出来ました。
2分程度の固定撮影ですが、案外写るものです。


2007年8月12〜13日・ペルセウス座流星群
散在

え〜、何故8月末頃の月蝕の後かと言うと、アップするのを忘れていて・・・
振り返って撮影した画像を再度見てみると・・・結構写ってますね(^^;
一番最後のものは流星ではなく人工衛星ですが、空の色が良いので入れておいたものです。


2007年8月28日・皆既月蝕

平日ですからな・・・
仕事が終わってからすぐに帰宅、ネットで気象衛星の画像を確認して・・・諦めました(^^;
ところが夕食後に空を見て見ると皆既になった赤い月が雲越しにかすかに見えて・・・
しかし赤道儀などを出すような時間の余裕も有るはずが無く、カメラの三脚と望遠レンズ、という機材的には不本意な組み合わせ、そして自宅のベランダからの撮影となりました。

それでもとりあえずは皆既月蝕としての記録を残す事が出来ましたから、これはこれで良しとしましょう(^^)


2007年6月17日・第45回原村『星の降る里』一晩観望会

先月の観望会での撮影結果から、やっぱレンズは単焦点だ、という事で新品同様のニコンの180mm、F2.8を入手して早速天の川を・・・
とか思ったのですが、曇ったりで赤道儀は結局出さず終い、それでも2時前くらいにそこそこ見えるようになったので広角レンズと三脚を使っての固定撮影となりました。
最初の1枚を見た時、これなら横位置よりも縦位置で撮れば天の川が地面に対して直立状態に撮れるので面白かろうと判断、多少雲の影響はありましたが、固定撮影でここまで撮れたら十分かと。
レンズはシグマの20mmです。
ISO1600、F2.8、30sec
さそり座から射手座方面、これを見て縦位置フレームへ。
ISO1600、F2.5、30sec
地面に対して天の川がほぼ直立に見える。
ISO1600、F2.2、60sec
露出時間を2倍に、絞りも少し開ける。
ISO1600、F2.8、90sec
更に露出を増やすが、雲のカブリを気にして少し絞る。
この直後に雲が濃くなってしまった。
20mmでも90秒ではやはり星像が流れる。
ISO1600、F2.5、30sec
カシオペアから白鳥座方面の天の川。30秒程度で良く写ってくれています。
ISO1600、F2.5、30sec
白鳥座がほぼ中心、真ん中の線は飛行機か何か。
ISO1600、F2.5、30sec
観望会の会場風景。

2007年5月19日・S5Pro・対天体本格運用ファーストライト(第44回原村『星の降る里』一晩観望会)

いつもなら一般観望会が引けた頃からのんびりと準備を始めたりするのですが・・・
ヤバい、思いっきり晴れてる、透明度も高い・・・という事で現着早々に準備開始。

と、ここでトラブル発生。
まだ薄明中の月の近くに金星があるはず、という事で肉眼で探し始めるも、まだ空が明るくて見つけられない。それなら双眼鏡を出して・・・
そう思って車の助手席のドアを開けると…今夜のお楽しみ、という事で味見の為に途中で買って来た甲州種の白ワインの瓶は重力に引かれて地球と衝突、瓶は粉砕、中味は1滴も飲む事無く大地へと・・・
約1000円ほどのお神酒として自然に奉納されましたorz

まだ暗くなる前から赤道儀を組み、あとは極軸…なのですが、そういう時に限ってまだ北極星が見えない。
一般観望会が終わる前にはセッティングも完了、月も沈んでコンディションも上々、もういきなり撮影開始の全開モードです。

S5の天体特性を雑誌などのインプレッションに頼らずに自分で確認するのが今夜の目的でしたので、色々な波長が入り乱れている天の川周辺を基本に、広角レンズでの天の川と望遠レンズによる比較的明るいメシエナンバーの散光星雲をターゲットに決定、何枚かテスト撮影を繰り返しながら適正露出を求めて調整を繰り返すのは今までと同じです。

そしてお神酒が利いたのか、天気も今のところ今年一番のコンディションとなり、本格運用開始としては極めて満足のいくものとなりました。

サムネールのクリックで大きめ画像が別ウインドで表示されます。
さそり座方面
1枚の画像を処理したもの。
20mm、f2.8、30秒、ISO1600
ほぼ中心の木星の左下方向に射手座領域の天の川が写っている。
夏の第三角方面
20mm、f2.8、30秒、IOS1600
3枚をコンポジット。
多少ざらついてしまったが、天の川の中にH II領域の赤い色が所々に写っている。
北アメリカ星雲
200mm、f3.5、180秒、ISO800
1枚の画像をトーンカーブ処理
北アメリカ星雲
200mm、f3.5、ISO800で左の180秒と150秒、120秒の3枚をコンポジットしてトーンカーブ処理、トリミング。
見ての通り。
アンタレス周辺
200mm、f4.0、120秒、ISO800
1枚の画像をトーンカーブ処理
アンタレス周辺
200mm
ISO1600、f3.5、60秒、ISO800、f4、120秒と60秒の3枚をコンポジット、トーンカーブ処理。
アンタレスの左上の緑色はゴースト。
射手座、M8、M20周辺
200mm、f2.8、30秒、ISO1600
1枚の画像をトーンカーブ処理。
若干雲がかかっているが、M8やM20の色はよく分かる。
M8から天の川にかけて
200mm、f3.2、30秒、ISO800
左上のM8は曇でかすれているが、天の川の様子は見てとれる。
レンズは20ミリはシグマのF1.8DGRFを使用、S5との相性も思いの他、良い感じです。

200ミリはニコンのAiAF 80-200ED F2.8Dを最大ズームで使用、開放時にどのズーム域でも2.8なのは天文屋にはありがたい、でも古いレンズなので解放時の若干のコマ収差や輝星の青いにじみはしょうがないですね。
それに所詮はズームレンズ、多少絞り込んでも星像の甘さが・・・
まあ、大きく撮って小さく見せるとバレませんが(^^;

やがて1時半を過ぎる頃には雲の面積が広くなり、3時になった時の状態を見て撤収となりました。

2007年4月22日・固定撮影

S5Proが納品になって1ヶ月以上過ぎてからやっと天体・・・(^^;
と言っても観望会は曇り、雲の切れ間を突いての固定撮影です。
掲示板に貼付けてもここにアップするのを忘れていたという曰く付きの画像です。
感度設定1600、F2.8の30秒露出でしかありませんが、画像処理を加える事で思いのほか、よく写っている事が分かります。
これで天気が良くて赤道儀を使っていれば・・・そう思った1枚となりました。



2007年8月28日・皆既月蝕

仕事が終わってすぐに帰宅、衛星画像などで天気を確認・・・諦めました(^^;
が、夕食後に気が付いたら雲越しにかすかに皆既となった月が見えていました。
しかし今さら赤道儀を出しても間に合うはずもなく・・・
という事で自宅のベランダからカメラ三脚と望遠レンズでの撮影となりました。
機材的には不本意ですが、状況的にはこれが目一杯、という事で。