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2015年12月14日・ふたご座流星群・・・のはずだった
なんか今年は目立った天文現象も無く流星群には天気に恵まれず、まともに活動してなかったも同然、最後にふたご座群を狙いに行ったらどうやら1日ピークを間違えたらしく、眼視では幾つか目撃しましたがフレーム内には写るほどの明るい流星は飛びませんでした。天気もそれほど良くは無く地表のガスで撮影が始められたのも3時頃からだったでしょうか。
群は捕捉出来ませんでしたが画像のチェック中に静止流星の出現を確認できました。あと火球クラスの明るい人工衛星のフレアとかw

 静止流星  人工衛星  当日の雲の様子

2015年2月11日・C/2014Q2 Lovejoy
前回に引き続き同じ彗星を撮影してきましたが、前回の直焦点撮影に対して今回は前回に使えなかったカメラレンズでの撮影です。
直焦点ではR200SSでしたので焦点距離は800ミリのF4でしたが、今回のレンズはまだ出たばかりのXマウントの55-140ミリ、絞りはどのズーム域でも開放でF2.8という明るいレンズでのファーストライトです。

さすがに下の200SSで撮ったものと比べると焦点距離が短い分、迫力には欠けますが、明るいレンズである事は露出時間の短縮にも役立ちますが、開放では被りやすい、という欠点もあるもろ刃の剣かもしれません。
現に今回の撮影で露出をいろいろと試したとこと、F2.8の開放で60秒露出では全体的に白っぽく被ってしまったため、F3.2まで絞って撮影しています。
しかしテスト撮影で明るい恒星や惑星を撮ったところ、古いレンズでありがちな輝星の周囲に出る青フリンジが全く無かったのは大いに評価できる点だと思います。
それにしても原村は寒かった・・・。

2015年1月20日・C/2014Q2 Lovejoy
久々の彗星です、しかも大きく化けてくれましたね〜
今回はR200SSと新しく買ったカメラの望遠レンズの2本構成で撮影するつもりだったのですが、直焦点の最中にガスってきて望遠レンズを使う前に断念しましたが、直焦点で納得できる良い結果が出せたのでとりあえずは満足です。

日没後、木立に金星
彗星単一画像
コンポジット画像

左の画像は観測地に到着した時に撮影したものでいつもの夕刻の写真ですが、左側の木立のところに金星がいます。
中央の画像は彗星の単一画像ですが、R200SSのF4の鏡筒で2分程度の露出でもこれくらいに写りました。
右の画像は2分を中心に複数枚を撮影した彗星を、彗星のコマの中心部を基準に加算平均でコンポジットしてトーンカーブで輝度とコントラストを調整したもので、色調には一切手を加えていません。
寒かった&望遠レンズが使えなかったですが、短時間ですが楽しい時間でした。
今後もちょっと連続して追跡してみたい対象です。


2015年月4日・しぶんぎ座流星群
今年の予測ピークは4日の午前11時頃、との事でしたので夜明けからの時間も考えると今年はハズレ年かな?、しかも満月直前だし、ということであまり期待はしていませんでした。0時頃に家を出て高速に乗り現地入りは午前1時頃、ピンポイントの天気予報通りに空には薄い雲が広がっていました。
一応カメラを用意して防寒着を着込んで仮眠しつつ時々外に出ては狙っていた構図の八ヶ岳の方角の雲を見る、の繰り返し、この方向だとちょうど月と反対方向になるのが狙いでした。
そして4時頃、たまたま外に出た時に経路的にはしぶんぎ座群に間違いない火球を目撃、早速撮影を開始、散在も含めて幾つか流星を見ましたがあまり群らしい印象はありませんでした。
午前6時前まで撮影を継続、帰ってから画像をチェックした結果、群が一つ、散在が一つ、という結果でした。
まあ、予測ピークから6時間もずれていたらしぶんぎ座群はハズレも同然、去年と違って一つでも撮れただけラッキーでしょう。
3枚目の富士山は色調を見るためのおまけw

しぶんぎ座群
散在
おまけの富士山